所得を確保する。

  • 2011.03.27 Sunday
  • 12:45
JUGEMテーマ:旅行
観光の定義の3つめは「所得を確保する」ということです。
この部分は、大事なので、ちょっと長くなります。


観光振興の狙いは地域の活性化です。
地域の活性化とは、雇用と所得の持続的・安定的な確保のことです。地域の安定的な発展のためには、持続的な所得の確保こそが必要なのであり、目先の儲けだけを狙った観光振興では結局、訪問客が先細りしてしまうのです。


では、持続的かつ安定的に所得を得るにはどうすればよいのでしょうか?


それはリピーターを養成することです。
人口減少社会では、次から次へと新しいお客様は生まれませんので、ひとりの旅行者が何度も訪問してくれることが、所得を安定的に維持する最重要要件です。


リピーターが生まれるためには、旅行者が良い印象を持って帰ることが不可欠でありますので、「おもてなしのこころ」が大切です。しかしそれだけでは不十分なのです。
観光が町づくりを土台としていうことを考えると、やはり大事なのは「住民の連帯感」なのです。


企業城下町という言葉を聞いたことがあると思います。
ものづくりを中心とした町では、その工場の社員やその家族は、その町で食事をし、買い物をし、遊んでいます。だから町の商店やレストランなどは、そのものづくり企業と直接的な相互依存関係を形成しておりますし、そのことを地域の構成員みんなが認識しております。


ところが、観光の場合には、そのような直接的な相互依存関係はほとんど成立していないのが現状です。


例えば、旅行者が駅で降りたとします。その旅行者は駅員さんに町のことを聞くでしょう。次にバスやタクシーに乗って目的地に行きます。さらにホテルに行って宿泊したり、食事のために外のレストランに出かけたりもすると思います。帰るときにはお土産も買うでしょう。
ひとりの旅行者がこのように色々なものを利用して、観光を楽しんでいますが、その利用してもらっている鉄道やバス、ホテルやレストラン、お土産や同士は、それぞれが敵対関係であることが多く、相互依存関係には至っておりません。


しかし、そのどこかひとつの印象が悪ければ観光客は「がっかり」してリピーターにはなりえないのです。このように考えると、鉄道やバス、ホテルやレストラン、お土産や同士は、それぞれ直接的な相互依存関係ではないですが、間接的な依存関係にあるということが言えるでしょう。
そのどれかひとつが欠けても、あるいはどれかひとつが悪い印象を与えても、地域は持続的に旅行者を惹きつけることはできないのです。


地域を構成するひとつひとつの企業、ひとりひとりの住民は、それぞれ競争しながら助けあっていて、それぞれが地域社会の重要な一員です。直接的には競争しながら、しかし、間接的には助けあっているのです。それが地域共同体なのです。
そして、そのような見えにくい間接的な相互依存関係をきちんと認識したうえで、それぞれが責任をもって地域の構成員としての役割をはたさないといけないと各人が思うこと。それが連帯感なのです。


町づくりを通して旅行者を惹きつけようとすれば、そのなかで一番大切なことは、その「連帯感」なのです。現在人々の連帯感は希薄になってきています。その連帯感をどのように復活し、高めることができるのか、それが観光事業の最大の課題であるのです。


たかまさ観光総研では、その連帯感を高めるコーディネートノウハウを提供しております。
お問い合わせ:takada■takada-keiei.com(■を@に変更してください)
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